◇北朝鮮が内陸から飛翔体発射 弾道ミサイルと推定

 韓国軍の合同参謀本部は、北朝鮮が5日午前8時10分ごろ、内陸から朝鮮半島東の東海に向けて弾道ミサイルと推定される飛翔体1発を発射したと発表した。韓米の情報当局が飛翔体の情報を精密分析中だという。合同参謀本部は「追加の発射に備え、韓米間の緊密な協力の下で関連動向を綿密に監視しながら備えを維持している」と伝えた。2022年に入り、北朝鮮が飛翔体を発射するのは初めて。昨年10月19日に潜水艦から新型の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を発射して以来となる。

◇文大統領「対話中断してはならない」 北朝鮮との鉄道協力強調

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、北東部・江原道の江陵と猪津を結ぶ鉄道建設事業の着工式に出席し、「北が未詳の短距離発射体を発射した」として、「緊張が生まれ、南北関係の停滞がさらに深まるという憂慮がある」としながらも、「このような状況を根源的に克服するためにも(北朝鮮との)対話を中断してはならない」と述べた。猪津駅は北朝鮮の鑑湖駅につながる。同事業が完成すれば、南東部・釜山から北朝鮮の豆満江まで結ばれることになる。

◇大統領選最大野党候補が選対の解散表明 「違う姿でやり直す」

 保守系最大野党「国民の力」の大統領候補、尹錫悦(ユン・ソギョル)前検事総長は記者会見を開き、大統領選に向けた選挙対策委員会を解散させると表明した。同党は昨年12月6日、金鍾仁(キム・ジョンイン)総括選対委員長をトップとする選対を発足させた。最近は尹氏の相次ぐ失言や妻の経歴詐称問題、尹氏の側近と党代表の対立による内紛などで各世論調査で支持率が下落傾向にあった。尹氏は会見で、「今までやってきたこととは違う姿でやり直す」と表明。「選対と党をしっかり引っ張って国民に安心感を与えなければならなかったが、そうできなかった」とし、「すべてが私の責任」と述べた。

◇新規コロナ感染者5千人下回る 重症者は2日連続1千人割る

 中央防疫対策本部は、5日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から4444人増え、累計64万9669人になったと発表した。この日の新規感染者数は、1週間前の先月29日(5407人)に比べて963人少ない。水曜日に発表される火曜日の新規感染者数が5000人を下回るのは、昨年11月24日(4115人)以来6週ぶり。重症者の数も先月14日(906人)以来22日ぶりの低水準となった。重篤・重症患者は953人となり、2日連続で1000人を下回った。死者は57人増え、計5838人となった。

◇北朝鮮入りと推定の脱北者 韓国軍が監視カメラ5回見逃す

 北東部・江原道の東部戦線で1日、脱北者が南北軍事境界線(MDL)の鉄条網を越えて北朝鮮入りする場面をGOP(最前線の監視所)の監視カメラが5回にわたり捉えていたにもかかわらず、監視・警戒に当たる兵士が全て見逃していたことが分かった。軍は警戒態勢がずさんだったことを認めて謝罪した。合同参謀本部は記者団に配布した説明資料で「軍は今回の状況を重く受け止めている」とし、現場作戦部隊の警戒態勢を強化し、任務遂行の能力とシステムを早期に確立すると明らかにした。

◇高速鉄道で車両1両脱線 窓ガラス割れ乗客負傷

 韓国鉄道公社(コレール)と忠清北道消防本部によると、5日午後1時ごろ、ソウル発釜山行きの高速鉄道(KTX)「KTX山川」の車両1両が永同駅―金泉亀尾駅間の永同トンネル付近で脱線した。トンネル内の鉄製の構造物が落下し、列車に衝突したとみられる。この事故で列車の窓ガラスが割れ、飛び散った破片で一部の乗客が軽傷を負った。列車には約300人が乗っていたという。

◇政府が即時抗告 塾などへの「防疫パス」適用中止を不服

 政府は、学習塾や読書室などの教育施設を利用する際に新型コロナウイルスのワクチン接種完了やPCR検査の陰性を証明する「防疫パス」の提示を義務付ける措置の執行停止を命じたソウル行政裁判所の決定を不服とし、即時抗告した。法曹関係者が伝えた。政府は即時抗告を決めた理由について、「防疫パスは未接種者を新型コロナの感染から保護するために欠かせないものであり、医療対応余力を維持する上で非常に重要だ」と説明している。