【ソウル聯合ニュース】韓国のサムスン電子が7日発表した2021年の連結決算(速報値)によると、本業のもうけを示す営業利益は51兆5700億ウォン(約4兆9540億円)で前年比43.3%増加した。売上高は同17.8%増の279兆400億ウォンで、年間売上高としては過去最高を記録した。

 営業利益は半導体の超好況期(スーパーサイクル)だった18年(58兆8900億ウォン)以降で最も高く、過去3番目の高水準となった。

 同社の昨年の売上高は証券業界の予想(278兆ウォン)を上回り、営業利益は市場予想(52兆ウォン)をやや下回った。

 昨年10〜12月期の営業利益は前年同期比12.8%減の13兆8000億ウォン、売上高は同2.7%増の76兆ウォンだった。

 サムスン電子は営業利益が減少した理由として、10〜12月期の決算に13年以来8年ぶりに支給した特別激励金が反映されたためだと説明した。

 同社は部門別の業績を発表していないが、証券業界は10〜12月期に半導体部門だけで9兆ウォン台半ばの営業利益を上げたとみている。

 昨年7〜9月期からデータの一時保存に使う半導体メモリー、DRAMの価格下落が続いたが、市場の懸念に反して実際の下げ幅は大きくなく、業績を下支えした。

 企業が情報技術(IT)への投資を増やし、データセンターの需要が増加したことでサーバー用DRAMの需要も伸びたのに加え、フォルダブル(折り畳み)スマートフォンの人気も好業績に一役買ったと分析される。サムスン電子によると、昨年の折り畳み式スマホ「ギャラクシーZ」シリーズの販売台数は前年比4倍以上に増加した。

 証券業界は、サムスン電子が今年も半導体メモリー部門の好況を追い風に好業績が続くとの見通しを示した。

 韓国投資証券の研究員は今年のサムスン電子のメモリー部門について「年間売上高の推定値はこれまでの82兆6000億ウォンから89兆2000億ウォンに、営業利益の推定値は28兆ウォンから34兆1000億ウォンに、それぞれ8%、22%上方修正した」と明らかにした。

 また、完成品(セット)生産の改善により川下のメーカーの半導体メモリー在庫が減少する中、新型コロナウイルスの感染拡大で中国政府が西安地域を封鎖したことでDRAMとNAND型フラッシュメモリーのいずれも供給に支障が生じているとし、価格交渉の環境がサムスン電子により有利に変化していると説明した。