【ソウル聯合ニュース】韓国の小売り大手、新世界グループの鄭溶鎮(チョン・ヨンジン)副会長は6日、73万人以上のフォロワーを持つ自身のインスタグラムに中国共産党と韓国政府の対北朝鮮政策を批判する記事のキャプチャー画像を投稿した。

 

 この記事には、中国共産党中央委員会総書記である習近平国家主席の写真が含まれている。

 鄭氏はこの記事を「滅共」「勝共統一」「反共防諜」などのハッシュタグとともに投稿した。

 これに先立ち、鄭氏が「滅共」のハッシュタグを付けた投稿をインスタグラムが「暴力・扇動」に当たるとして削除したことに不満を示すためとみられる。

 インスタグラムはシステムエラーだったとして削除した投稿を翌日に復旧させたが、鄭氏は新たな投稿に「これも消せ」「これも暴力扇動か」というハッシュタグをつけて不満をあらわにした。

 7日午前8時の時点で、この投稿に寄せられた約2500件のコメントの多くは韓国の現政権を批判したり、中国を非難したりする内容となっている。

 鄭氏は以前にも複数回にわたり「私は共産主義(共産党)が嫌いだ」とインスタグラムに投稿していたが、中国共産党が嫌いだと直接的に記したのは今回が初めて。

 一部では、鄭氏の投稿が新世界グループの中国事業に及ぼす影響を懸念する声が出ている。

 グループ傘下のスーパー大手、イーマートは1997年に中国に進出したが、業績不振などで2017年に撤退した。だが、グループ会社のうち鄭氏の妹の鄭有慶(チョン・ユギョン)総括社長が率いる新世界インターナショナルの化粧品事業が中国に進出しており、新世界免税店も中国人客の購入が大きな割合を占めている。