【ソウル聯合ニュース】韓国の保守系最大野党「国民の力」内で、3月に投開票される大統領選に野党陣営の候補を一本化して臨むべきとする意見に対し賛否が分かれている。最新世論調査で国民の力の大統領選候補、尹錫悦(ユン・ソギョル)前検事総長の支持率が低迷している一方、中道系野党「国民の党」候補の安哲秀(アン・チョルス)代表は支持率が急上昇し10%を超えた。

 国民の力の李俊錫(イ・ジュンソク)代表は11日のラジオ番組で、安氏との一本化について、「保守色を強めている安氏はもはや中道を代表していない」として、「一本化は大きな意味がない」と述べ、一本化に反対する姿勢を示した。

 だが、党内では安氏との一本化を大統領選勝利の必要条件とする意見も少なくない。大統領選が約2カ月後に迫る中、安氏の支持率が今後も10%台を維持すれば、一本化なしには勝利は難しいとの見通しを示している。

 安氏の支持率が1桁に落ちても政権交代という目標は一致するため、一本化を巡る議論は必要とする声もある。

国民の力の重鎮議員は聯合ニュースに対し、「一本化は国民の命令」とし、「両候補とも民意の圧力を避けることは難しいと思う」との考えを示した。

 尹氏は安氏との一本化について慎重な姿勢を示している。尹氏は11日の記者会見後、記者団に「有権者である国民が判断する問題」とし、「私が言及する問題ではない」と即答を避けた。

 安氏も同日に開かれた討論会で、尹氏との一本化について、「一本化に興味はない」と明言し、大統領選を戦い抜く考えを示した。