【光州聯合ニュース】韓国南西部・光州で11日に発生した建設中のマンションの外壁が崩れ落ちる事故で、行方不明の作業員6人の捜索が12日午前に再開されたが、不明者は発見できていない。

 施工会社のHDC現代産業開発が、昨年6月に同市内で発生した解体工事中の5階建ての建物が倒壊して17人の死傷者を出した事故の工事の施行主体であることから、市民は同社が利益を優先して手抜き工事を行ったことによる人災と指摘し、怒りを募らせている。

 消防当局などは11日、同日午後3時46分ごろ、光州市内で建設中のマンション(39階建て)の23〜38階部分の外壁が崩れ落ち、作業員6人と連絡が取れなくなっていると発表した。

 光州市の李庸燮(イ・ヨンソプ)市長は12日午前に事故現場で記者会見を開き、救助犬6頭を捜索作業に投じたと発表した。捜索は強風などで外壁がさらに崩壊する可能性があるとして、前日午後に中断されていた。

 今回の事故は39階建ての建物の屋上でコンクリートの打設作業をしていたところ、23〜38階部分の外壁などが崩壊して発生した。

 専門家らは今回の事故が不良施工、建設工法問題などが複合的に作用して発生したとみている。

 現代産業開発に対しては再び大規模な事故が発生したことに怒りを募らせており、安全に対する意識の低さが人災につながったとし、責任追及を求める声も上がっている。

 これに関連し、李市長は「国土交通部や警察庁などと徹底して事故原因を調査し、すべての法的、行政的責任を厳正に求め、建設現場の安全意識の低さを根本から改める」と強調した。

 光州市は同市内にある現代産業開発のすべての建築・建設現場に対し、工事中止命令を出した。

 現代産業開発は13日から2日間、全国65カ所の全現場の工事を一時停止し、特別安全点検を実施する方針を明らかにした。