【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)は14日に定例の金融通貨委員会を開き、政策金利を年1%から1.25%に引き上げた。昨年11月に続き、2回連続の利上げとなる。

 韓銀は2020年3月から5月にかけ、新型コロナウイルスの感染拡大により景気減速が予想されるとして政策金利を1.25%から過去最低の0.5%へと引き下げたが、昨年8月、2年9カ月ぶりの利上げに踏み切り年0.75%とした。同11月に0.25%上げ、この日さらに0.25%引き上げた。

 異例の2回連続の利上げにより、政策金利は1年10カ月ぶりに新型コロナの流行が本格化する直前の水準を回復した。

 昨年8月以降の5カ月で政策金利を0.75%も引き上げた背景には、石油や原材料価格の上昇、供給のボトルネック、需要回復によるインフレ(物価上昇)懸念の強まりに加え、家計負債の増加や資産価格の上昇などの「金融不均衡」現象も続いていることがある。

 消費者物価上昇率(前年同月比)は昨年、4月から9月まで6カ月連続で2%を上回り、10月以降は3カ月連続で3%を超えた。家計負債は20年9月から昨年9月までの1年間に9.7%増加した。

 利上げには、金融引き締めを急ぐ米連邦準備理事会(FRB)の姿勢も考慮したとみられる。

 当初はFRBが3月にテーパリング(資産購入の縮小)を終えて6月ごろに利上げを開始するとの見方が強かったが、今月6日に米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨が公表されて以降は3月の利上げの可能性も取り沙汰されている。米ゴールドマン・サックスなどの大手投資銀行は、FRBが今年4回の利上げを実施するとの見方を示している。

 資金流出やウォンの下落といったショックを抑えるため、韓銀としては先回りして政策金利を引き上げ、米国との金利差を一定水準に保つ必要がある。今回の利上げにより、米政策金利(0.00〜0.25%)との差は1.00〜1.25%に開いた。