韓国の新規コロナ感染者 20日ぶり5千人超=重症者は減少傾向
新型コロナの感染拡大は防疫措置の強化やワクチンの3回目接種の増加で落ち着きを見せたが、このところは変異株「オミクロン株」が急速に広がり、再び感染者増加の兆しを示している。
防疫当局は先週26.7%だったオミクロン株の検出率が今週末ごろ50%を超え、国内でもオミクロン株が主流になるとの見通しを示している。
1日当たりの新規感染者が7000人を上回ると、「オミクロン株対応段階」の措置を実施する。対応段階では病院・医院で本格的に新型コロナの検査・診療を行い、PCR検査でも優先順位を設け、65歳以上の高齢者から実施する。感染者の隔離期間は10日間から7日間に短縮する。
感染者数が急増したが、重症者数は減少傾向が続いている。この日の重症者数は532人と前日より11人減少し、3日連続で600人を下回った。重症病床の使用率は25.5%で、前日比で2.5ポイント低下した。
死者は74人増え、計6452人となった。