【ソウル聯合ニュース】韓国の外交部当局者は27日、日本による植民地時代に朝鮮半島出身者が強制徴用された新潟県の「佐渡島の金山」(新潟)を日本政府が国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界文化遺産に推薦する可能性について、「結論を予断せず、さまざまな可能性を念頭に置いて鋭意注視している」と述べた。

 世界遺産への推薦は閣議了解を経て、ユネスコに推薦書を提出する必要がある。提出期限は2月1日。閣議は28日と2月1日に開かれる予定で、佐渡島の金山が世界遺産に推薦されるかどうかは今週決まるとの見方が優勢だったが、2月1日当日に閣議了解し、フランス・パリにあるユネスコ世界遺産センターに推薦書を提出することも可能という。

 世界遺産に推薦するかどうかは実質的には外務省の世界遺産条約関係省庁連絡会議で決定される。閣議に上程されれば推薦が確定したとみなされる。

 日本の文化審議会は先月28日、佐渡島の金山を世界遺産の推薦候補に選定。韓国の反発や、朝鮮半島出身者が強制徴用された長崎市の端島炭坑(軍艦島)をはじめとする「明治日本の産業革命遺産」が世界遺産に登録された当時、強制労働があった事実を説明するとしたが、この約束を守らなかったという国際社会の指摘などを受け、日本政府は推薦するかどうか検討を進めてきた。

 保守系の政治家らは推薦するよう主張しており、実際に推薦されるかどうかは不透明だ。

 推薦を強行する場合、軍艦島登録当時のような両国の歴史対決が再燃するとみられる。