【ソウル聯合ニュース】韓国の統一部高官は6日、北朝鮮が金剛山にある韓国側資産の海金剛ホテルを解体しているとされる問題で、南北共同連絡事務所を通じ北朝鮮側に確認を求めたが、まだ返答を受けていないと明らかにした。

 同ホテルは2000年、韓国の現代峨山がオープンさせた。

 最新の民間衛星写真によると、ホテル前の埠頭(ふとう)に建物の資材とみられるものが積まれているなど、撤去作業が進められているもようだ。同高官は「ある程度解体(作業)が進められている」として、「一定の段階になれば、現代側と調整し、われわれの立場を表明することを検討している」と述べた。

 これまで統一部は北朝鮮が同ホテルで行っている作業が「解体」かどうかは見守る必要があるとしながらも、韓国企業の財産権を侵害する一方的な措置は南北合意の精神に反するとして、施設の撤去などは南北の合意が欠かせないと強調してきた。

 一方、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)の妹、金与正(キム・ヨジョン)党副部長が今月3日と5日に韓国を非難する談話を発表したことに関しては、「いずれも核問題に言及したことを決して看過してはならない」として、「実質的な脅威として判断するしかなく、そのため、次期政権に移行する今の過程が極めて重要だ」と強調した。金与正氏は談話で北朝鮮を「核保有国」だと強調し、5日の談話では韓国が軍事的な対決を選ぶ場合は核兵器で対応すると警告した。

 北朝鮮が核実験を行う可能性については、「核実験の可能性がないというわけではない」としながらも、「大陸間弾道ミサイル(ICBM)か核実験かを考えると、相対的にICBMを発射する可能性が高い」との認識を示した。北朝鮮が核実験を強行する場合、友好国の中国とロシアも北朝鮮をかばうことが難しくなり、ICBMの場合は「宇宙開発」などの名目を掲げられることを根拠に示した。