【ソウル聯合ニュース】韓国関税庁が25日に発表した3月の即席麺の輸出額は7158万ドル(約92億円)で、前年同月比20.0%増加した。単月の輸出額としては過去最高で、初めて7000万ドルを超えた。世界的な韓流ブームが追い風となった。

 3月の即席麺の輸入額は111万ドルで、輸出額は輸入額の64倍超に上った。

 輸出先別では中国向けが1908万ドルで最も多く、次いで米国(975万ドル)、日本(571万ドル)、タイ(290万ドル)、カナダ(289万ドル)などが続いた。

 輸出の好調は人気グループのBTS(防弾少年団)をはじめとするK―POP、韓国ドラマ・映画の世界的な人気が追い風となった。2020年に韓国映画「パラサイト 半地下の家族」が米アカデミー賞を受賞し、劇中に登場した即席麺のアレンジメニュー「チャパグリ」が注目を浴びたほか、昨年は米動画配信大手ネットフリックスのオリジナル韓国ドラマ「イカゲーム」が世界的にヒット。さらに新型コロナウイルスの流行による「巣ごもり」需要の拡大も後押しした。

 即席麺メーカーは海外工場で製造した製品も現地で販売しているため、韓国企業の世界売り上げは輸出額を上回る。食品大手、農心の関係者は、国内で生産・輸出する規模と中国、米国現地法人の生産・販売量はほぼ同じだとして、「世界販売の規模は輸出を大きく上回る」と話している。