【ソウル聯合ニュース】韓国のサムスン電子が28日発表した2022年1〜3月期の連結決算によると、本業のもうけを示す営業利益は14兆1200億ウォン(約1兆4350億円)で前年同期比50.5%増加した。売上高は同19.0%増の77兆7800ウォンで、3四半期連続で過去最高を更新した。ロシアのウクライナ侵攻に伴う原材料高や新型コロナウイルス感染が拡大した中国での都市封鎖(ロックダウン)により部品調達に支障が生じるなどの悪材料が重なる中でも好業績を収めた。

 

 証券業界は営業利益13兆ウォン、売上高75兆2000億ウォンと予測していたが、いずれも上回った。

 半導体事業の堅調やスマートフォン(スマホ)新製品の販売好調が好業績につながったと分析される。

 部門別では、デバイスソリューション(DS、半導体)部門が営業利益8兆4500億ウォン、売上高26兆8700億ウォンを記録。1〜3月期の売上高としては過去最高となった。

 市場の懸念に反してDRAM価格の下落傾向が限定的だったのに加え、データセンターで使用されるサーバー用DRAMの需要が堅調だったためだ。

 デバイス・エクスペリエンス(DX、モバイル・家電)部門は営業利益4兆5600億ウォン、売上高48兆700億ウォンで、このうちモバイル部門の営業利益が3兆8200億ウォンを占めた。新製品のスマホ「ギャラクシーS22ウルトラ」を中心にフラッグシップモデルの販売が好調だった。

 映像ディスプレーは、市場の需要減の中でも量子ドット技術を用いたQLEDテレビ「Neo QLED」や超大型テレビなどプレミアム製品の販売拡大により前年同期比で売上高が増加し、利益も改善した。

 生活家電はオーダーメード型家電「ビスポーク」を中心とするプレミアム製品の成長で、四半期ベースで過去最高の売上高15兆4700億ウォンを達成した。

 サムスン電子は、1〜3月期はウォン安による為替差益で前期比3000億ウォン水準の増益効果があったと説明した。