【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は29日、収賄罪などで服役している李明博(イ・ミョンバク)元大統領の特別赦免(恩赦)に反対する内容の請願に対し、「請願者と同じ意見を持つ国民が多い。一方で、国民の和合と統合のため赦免に賛成する意見も多い」と指摘した。そのうえで、「司法の正義と民意を見極めて判断したい」と述べた。青瓦台(大統領府)のホームページに寄せられた国民請願への文大統領の回答映像を、青瓦台が公開した。

 文大統領が「賛成意見も多い」と言及したことから、李氏の赦免の可能性を開いているとの受け止め方も出ている。

 青瓦台には最近、宗教界や市民団体、経済団体などから李氏と文大統領腹心の金慶洙(キム・ギョンス)前慶尚南道知事、サムスングループ経営トップの李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長らの赦免を求める声が寄せられている。

 政界では、文大統領が李明博氏と金慶洙氏を同時に赦免する可能性に注目している。赦免を行う場合、釈迦誕生日(今年は5月8日)に合わせた実施になるとみられる。5月3日に文政権で最後の閣議が予定されているため、文大統領が前日の2日までには赦免実施の是非を決断するとの見方もある。