【ソウル聯合ニュース】急速な円安の進行を受け、韓国で円建ての預金額が増えていることが1日、分かった。銀行業界によると、KB国民、新韓、ハナ、ウリィ、NH農協の5大銀行の円預金残高(4月28日時点)は6044億円で、今年に入って22%増加した。

 特に急速な円安が始まった3月は5行の円預金残高が579億円増えた。これは今年の増加分の50%を超える。

 円が安いうちに両替しようと考えた留学生の家族や貿易業者などの需要に加え、今後の円の反騰を見込んだ投資目的の円買いも多いと銀行業界は見ている。

 4月29日のソウル外国為替市場のウォンの対円レート(終値)は100円=964ウォンで、2月末(100円=1041ウォン)に比べ7.4%の円安・ウォン高が進んだ。

 円安を受け、銀行には円への投資に関する問い合わせが増加しているという。ある銀行の外為担当者は支店から円投資の見通しに関する問い合わせが多いことを挙げ、「投資目的で円を買おうとする顧客がそれだけ増えているということなのだろう」と話した。

 ただ専門家は、しばらく円安が進むとの見方を示しながらも既に相当な円安になったため投資する際は分割して行うなど慎重に進めるべきだとアドバイスしている。