【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)次期大統領がの首相候補に指名した韓悳洙(ハン・ドクス)元首相の任命同意案を巡り、尹氏と次期政権で与党となる「国民の力」が現与党「共に民主党」の協力が得られない見通しとなったことで「背水の陣」を敷いた。

 国会で過半数の議席を占める共に民主党により、韓氏の任命同意案が否決されれば新政権は首相不在で発足させ、閣僚を任命することもなく次官だけで国政運営を開始する構えだ。

 尹氏側の関係者は「首相代行は当然、(経済)副首相になる」と述べた。

 尹氏側が強硬姿勢を示すのは、首相の承認を巡る共に民主党との駆け引きで劣勢になれば、政権発足後すぐに政局の主導権を握られると判断したためとみられる。

 一方、国民の力は6日に出した声明で、国会外交統一委員会に対し、外交部長官候補の朴振(パク・ジン)氏に対して行った人事聴聞会の報告書を採択するよう促した。同党は、「朝鮮半島が置かれた状況は厳しく、韓米首脳会談まで2週間しか残っていない。大統領就任式を機に外交の現場でも外交部長官が役割を果たさなければならない」と強調した。