◇北朝鮮で初のコロナ感染者確認 正恩氏が都市封鎖指示

 北朝鮮の朝鮮中央通信は12日、新型コロナウイルスの変異株オミクロン株の感染者が確認されたと報じた。北朝鮮が新型コロナの感染者発生を明らかにするのは初めて。同通信は「2020年2月から2年3カ月間にわたって強固に守ってきた非常防疫戦線に穴が開く国家最重大の非常事件が起きた」と報道。今月8日に首都・平壌で採取した検体を分析した結果、オミクロン株と一致したことを確認したと伝えた。北朝鮮は朝鮮労働党政治局会議を招集した。会議に出席した金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)は「全国のすべての市、郡の地域を徹底的に封鎖し、悪性ウイルスの感染空間を完璧に遮断せよ」と指示した。

◇統一地方選の候補登録開始 選挙戦開幕へ

 6月1日投開票の統一地方選と国会議員補欠選の候補者登録が12日から2日間行われる。今回の選挙は尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権が発足してからわずか3週間後に実施されることから、政権運営の行方を左右するものとなりそうだ。また、国会議員補欠選には次期大統領候補と目される与党「国民の力」所属の安哲秀(アン・チョルス)元政権引き継ぎ委員長と最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)常任顧問が出馬し、大統領選の延長戦としての性格も持つ。選挙運動期間は19日から31日まで。27、28両日には期日前投票が実施される。

◇新規コロナ感染者 3万5906人

 中央防疫対策本部は12日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から3万5906人増えたと発表した。重症者は354人、新たな死者は63人だった。

◇第2次補正予算案編成へ きょう臨時閣議

 尹錫悦新政権は12日午後、2022年度(1〜12月)第2次補正予算編成のための臨時閣議を開く。新型コロナウイルス流行による損失の補償に向けた同補正予算は、小規模事業者や自営業者370万人を対象に1人当たり最低600万ウォン(約60万円)を給付することなどを柱とする。尹政権では初めて、今年2回目となる補正予算の規模は33兆ウォン以上となる見通し。臨時閣議での決定を経て、13日に国会に提出される予定だ。

◇北のミサイル発射発表時 「挑発」の表現復活へ

 政府と軍当局が北朝鮮の弾道ミサイル発射について発表する際、「挑発」との表現を復活させる方針を決めたことが12日、分かった。複数の軍消息筋によると、国防部と合同参謀本部は北朝鮮の弾道ミサイル発射時のメディア発表表現について検討し、11日に就任した李鐘燮(イ・ジョンソプ)国防部長官の指示で最終的な結論を出したという。発表表現を変え、政府は北朝鮮批判のトーンを強めるとみられる。北朝鮮のミサイル発射について、大統領選を通じて断固とした立場を表明してきた尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領と保守系である新政権の基本方針を反映した措置とみられる。「挑発」との表現を控えた文在寅(ムン・ジェイン)前政権との差別化を図る狙いがあるとの見方もある。文政権では主に「脅威」との表現を使っていた。

◇暗号資産「ルナ」「テラ」が暴落 パニック売りで

 韓国発の暗号資産(仮想通貨)「ルナ」と、米ドルなどの法定通貨と価値が連動するステーブルコイン「テラUSD(UST)」が連日暴落し、世界の暗号資産市場を揺るがしている。ルナとテラは、米アップルのエンジニアだったクォン・ドヒョン氏が設立したブロックチェーン(分散型台帳)企業「テラフォームラボ」が発行する暗号資産だ。利上げと米証券市場の急落により暗号資産市場が冷え込む中、ルナとテラの特殊な取引アルゴリズムが両暗号資産の「パニック売り」を招いた。