【ソウル聯合ニュース】韓国大統領室の国家安保室は12日、北朝鮮が同日に短距離弾道ミサイルを発射したことを受け、金聖翰(キム・ソンハン)室長主宰で安保状況点検会議を開き、「重大な挑発」と強く糾弾した。

 

 北朝鮮の相次ぐミサイル発射を「朝鮮半島と北東アジアの緊張を高め、国際的な平和と安全を脅かす挑発行為」と批判。韓国政府は確固とした備えを維持し、国際社会と緊密に連携していくと表明した。その上で「北の挑発に対し、安全保障状況への客観的評価を通じて実質的かつ厳正な措置を取る」とした。

 北朝鮮のミサイル発射は7日の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)発射以来で、10日の韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)新政権発足後で初めて。このため国家安全保障会議(NSC)常任委員会が開かれるとの見方もあったが、点検会議の開催となった。今回は短距離弾道ミサイルだったことから、慎重かつ冷静に対応することで朝鮮半島情勢を悪化させるのを避ける狙いがあるとの見方もある。

 韓国軍の合同参謀本部は、北朝鮮がこの日午後6時29分ごろ、平壌・順安から朝鮮半島東の東海上に短距離弾道ミサイル3発を発射したと発表した。軍はこのミサイルを超大型放射砲(多連装ロケット砲)とみて分析中という。