【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が、韓米首脳会談を目前に控え大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射準備を終えたもようだ。韓米の軍当局は対応態勢を整えている。

 韓国軍の関係者は19日、北朝鮮のICBM発射準備動向について問われ、「韓米の情報当局は緊密な連携の下、関連動向を綿密に追跡しながら注視している。確固とした対応態勢を取っている」と答えた。

 韓米当局は先ごろ、北朝鮮がICBMに燃料を注入する状況を捉えた。米CNNテレビは17日(現地時間)、北朝鮮が48〜96時間以内にICBMを発射する可能性があるとする米情報当局者の発言を報じていた。

 ICBMの発射がいつになるかは予測が難しいものの、北朝鮮は準備を終えているとみられ、発射が迫っているとの見方が出ている。

 バイデン米大統領は20日に韓国を訪れ、21日に尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領と首脳会談を行う。専門家らは、北朝鮮が韓米首脳会談に合わせてICBMの発射を強行するなら異例の挑発になると懸念している。米大統領の韓国滞在中に北朝鮮がミサイルを発射した例は過去にない。

 韓米の軍当局は北朝鮮による挑発に備え、さまざまな米軍戦略兵器の展開を議論しているとされる。

 李鐘燮(イ・ジョンソプ)国防部長官は18日、就任後初めて米国のオースティン国防長官と電話会談を行い、北朝鮮の脅威に共同対応できる強力な連合防衛体制の維持を巡り議論した。その一環として、李氏は米戦略兵器展開の重要性を強調した。