【ソウル聯合ニュース】韓国が新型コロナウイルスの医療・防疫支援のため北朝鮮に実務接触を提案してから8日が経つが、北朝鮮からは応答がない。統一部の趙重勲(チョ・ジュンフン)報道官は23日の定例会見で、同日午前9時に南北連絡事務所間で業務開始を知らせる通話を行い、北朝鮮側に通知文の受け取りの意思を尋ねたが、北朝鮮側はいかなる言及もせずに通話を終えたと説明した。

 統一部は16日、南北連絡事務所を通じて権寧世(クォン・ヨンセ)同部長官名義で金英哲(キム・ヨンチョル)朝鮮労働党統一戦線部長宛ての通知文の発送を打診したが、北朝鮮は受け取る意思の有無について明らかにしなかった。

 通知文には北朝鮮にワクチンや医薬品、マスク、診断キットなどを提供し、韓国の防疫経験など技術協力も行う用意があるという内容が記されている。

 趙報道官は「現時点では北もわれわれの立場を承知していると考える」とし、「ある特定の時点を決めるよりは、開かれた姿勢で北の反応を引き続き待つ計画だ」と述べた。

 また、国際機関を通じた支援などさまざまな方策を検討するが、まずは北朝鮮が南北間の協力に応じることを期待するとの立場を示した。

 これに先立ち、バイデン米大統領は21日、韓米首脳会談後の共同記者会見で「北朝鮮に新型コロナワクチンを支援すると提案したが、回答を聞けていない」と言及した。