【ソウル聯合ニュース】北朝鮮で新型コロナウイルス感染拡大の勢いが一服している中、北朝鮮メディアは26日、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)が主導した国境封鎖など厳しい防疫政策のたまものだと称賛した。

 

 朝鮮労働党機関紙の労働新聞は、新型コロナの最初の感染例が中国で確認された2019年12月を振り返り、「わが党はあのとき、このウイルスの危険性と流入した場合の深刻な結果を見抜いていた」と自画自賛した。金正恩氏の先見の明により、コロナ発生後すぐに国境を封鎖したことを挙げ、「致死率の高い初期のウイルスが流入していたら、果たしてどうなっていたのか。想像するだけでも恐ろしい」と指摘した。

 また、朝鮮中央通信は軍医部門の戦闘員らが24時間体制で全域に医薬品などを供給したと紹介し、防疫での軍の役割をたたえた。金正恩氏は今月15日、薬局に医薬品が適期に供給されていないと叱責し、軍の投入命令を下していた。

 労働新聞は「防疫の危機を打開できる最強の武器は、正確かつ熟練した政治的領導(指導)と全社会的な一致団結にある」と強調。新型コロナの克服に向け、金正恩氏を中心に今一度結集することを住民に呼び掛けた。

 朝鮮中央通信が26日に公表した国家非常防疫司令部の集計によると、新型コロナの感染が疑われる発熱者は先月末からの累計で約317万380人となった。同司令部は、新たな死者は3日連続で報告されておらず、新たな発熱者も5日連続で20万人を下回っているとしている。