【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)は8日、韓国の1〜3月期の実質国内総生産(GDP、暫定値)は前期比0.6%増加したと発表した。4月下旬に発表した速報値から0.1ポイント下方修正した。新型コロナウイルスの変異株の流行や供給網の混乱、ウクライナ危機などの影響で民間消費と投資がマイナスとなり、全体では0.6%成長にとどまった。

 四半期ベースの成長率は新型コロナウイルスの感染拡大が始まった2020年1〜3月期(1.3%減)と4〜6月期(3.0%減)に連続でマイナスだったが、7〜9月期(2.3%増)は持ち直した。10〜12月期(1.2%増)、21年1〜3月期(1.7%増)、4〜6月期(0.8%増)、7〜9月期(0.2%増)、10〜12月期(1.3%増)とプラス成長を維持。22年1〜3月期(0.6%増)まで7期連続プラスとなったが、伸び率は前期より0.7ポイント縮小した。

 1〜3月期を部門別にみると、民間消費と投資が不振だった。民間消費は衣料などの半耐久財と家具や通信機器をはじめとする耐久財が振るわず、0.5%減少した。設備投資は機械類と、自動車などの輸送用機械が低調で3.9%の落ち込みとなった。これは19年1〜3月期(8.3%減)以来、3年ぶりの低水準。建設投資も3.9%のマイナスとなった。

 政府消費(政府支出)は横ばいだった。

 輸出は半導体と化学製品を中心に3.6%増加し、韓国経済を支えた。それでも速報値からは0.5ポイント引き下げられた。輸入は機械や装置・設備などを中心に0.6%減少した。

 経済活動別の成長率は、農林漁業が1.6%、製造業が3.3%、電気・ガス・水道業が2.7%となった。サービス業は宿泊・飲食店が4.0%減少したために横ばい。建設業はマイナス1.6%だった。

 実質国民総所得(GNI)は前期比1.0%増加した。海外からの所得の純受取が増えた結果、実質GDPの伸びを上回った。