【ソウル聯合ニュース】韓国与党「国民の力」の権性東(クォン・ソンドン)院内代表は8日、国会で開かれた与党と政府、大統領室による協議で、北朝鮮問題について、「北が挑発で得られるものは何もない。挑発には国際社会の強力な制裁と懲罰があるのみ」と非難した。

 権氏は「北の武力挑発はもちろん、核実験は住民の命をかけた無謀なギャンブルだ。はっきりと警告する」と言明。「これ以上北に一方的に振り回されない。強力な韓米同盟、国際社会との連携に基づき挑発には強力に対応する一方、人道支援や対話は続ける」と強調した。

 新型コロナウイルスを巡る北朝鮮への人道支援に関しては、「米国はもちろん、政府もワクチン(提供)など人道支援をすると明らかにした。だが北は国際社会の手(支援)を拒み、挑発を繰り返している」とし、「現状況で北が取れる最善の方策は国際社会が差し伸べた手を握ること」と促した。

 協議に出席した李鐘燮(イ・ジョンソプ)国防部長官は「朝鮮半島情勢は極めて厳しい状況」として、「北の核とミサイル脅威に対応するため、米国の拡大抑止公約の実行力を高め、われわれの軍の『3軸体系』も一層強化していく」と述べた。3軸体系は、北朝鮮のミサイル発射の兆候を探知して先制攻撃するキルチェーン、発射されたミサイルを迎撃する韓国型ミサイル防衛体系(KAMD)、北朝鮮から攻撃された場合に指導部などに報復攻撃を行う大量反撃報復(KMPR)の戦力を備える戦力増強計画だ。

 また、李氏は「北のいかなる挑発にも即刻かつ断固として対応する」と強調した。