【ソウル聯合ニュース】韓国軍合同参謀本部のキム・ジュンラク広報室長は9日の記者会見で、北朝鮮による7回目核実験の実施が迫っているとの見方があることに関し、「時期は予断を許さないが、確固たる備えを維持している。韓米間の緊密な連携の下で関連の施設や活動を綿密に追跡している」と述べた。

 軍は、北朝鮮が北東部・豊渓里の核実験場の坑道復旧や内部と外部の装置連結といった核実験の準備をかなり終えており、坑道の埋め戻しなど一部の作業のみを残していると判断しているようだ。埋め戻し作業に時間はかからないことから、事実上、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)が決心すればいつでも核実験を行える状況だ。

 韓国国防部は、10〜12日にシンガポールで開かれるアジア安全保障会議(シャングリラ会合)の期間に北朝鮮が核実験などの挑発に踏み切る可能性にも備えている。会議期間中には韓米日、韓米の国防相会談などが予定されている。同部のムン・ホンシク副報道官は「会議期間中に行われる可能性のある核実験に備えた計画は確実に設けられた」と伝えた。

 ただ、最近は豊渓里の核実験場の坑道周辺に目立った活動量の変化がないとされる。この先数日は北朝鮮で雨が降る予報になっていることも、核実験の時期に影響を与える可能性がある。

 韓米は、北朝鮮が国際社会の制止を振り切って核実験を強行すれば軍事、外交面で強力な共同対応を取ると繰り返し警告している。

 これを裏付けるかのように、米軍の戦略爆撃機やステルス戦闘機など数十機の先端戦闘機が先ごろ米領グアムや在日米軍基地に配備され、原子力空母や強襲揚陸艦も朝鮮半島周辺に布陣している。

 北朝鮮が核実験を強行すれば、こうした米国の戦略兵器が短時間のうちに朝鮮半島に展開され、対抗措置に出る見通しだ。