【ソウル聯合ニュース】韓国の朴振(パク・ジン)外交部長官は10日、ソウルに駐在しながら駐北朝鮮大使を兼任する20カ国・地域の大使館と同部の協議体「朝鮮半島クラブ」、ソウルと平壌に公館を置いている20カ国の大使館の集まり「平和クラブ」の会合に出席し、朝鮮半島情勢などについて議論した。

 会合には朝鮮半島情勢に対する国際社会の関心を背景に、オーストラリアや欧州連合(EU)、フィンランド、フランス、メキシコ、スイスなど40カ国・地域の大使館関係者が出席した。

 朴氏は「われわれの対北政策の要は核とミサイルで北が得られるものはなく、失うものしかないことに気付かせること」として、「抑止力強化を通じ、このようなメッセージを発し続ける」と表明。一方、「尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権は北との対話に常に開かれていることを強調したい」とし、「北が完全な非核化に向かうプロセスに着手すればわれわれは大胆な計画で支援する準備ができている」と述べた。

 会合には外交部で北朝鮮問題を担当する金健(キム・ゴン)朝鮮半島平和交渉本部長も出席し、最近の北朝鮮のミサイル発射状況や核実験の準備動向などについて説明した。

 朝鮮半島クラブと平和クラブは朴槿恵(パク・クネ)政権だった2014年、外交部が北朝鮮問題を巡る国際社会との協議を強化するため発足させた。南北の対話が活発に行われた文在寅(ムン・ジェイン)前政権時代には外交部長官が両クラブと会合を開くことはほとんどなかった。今回は朴振氏が会合を提案。尹錫悦政権では両クラブと外交部との意思疎通が活発化されるとみられる。