【ソウル聯合ニュース】韓国の新たな駐米大使として赴任する趙太庸(チョ・テヨン)氏は10日、ソウルの外交部で記者団に対し、米国との経済安保を韓国の重要資産にする作業を優先的に進めると述べた。

 趙氏は「経済安保で米国は核心的な重要性を持つ」とし、「韓米首脳会談で意味ある成果があり、これをもとに両国が戦略的な意思疎通することができるよう現地で支援するのが大使の重要な務めと考える」と述べた。信頼できる国同士が技術を共有して製品を作り、販売先まで探すという供給網を再編する時代に合わせ、同盟国である米国と経済や技術の分野で緊密に連携するとの意思を強調したものと受け止められる。

 韓国大統領室は先月17日、駐米大使に趙氏を充てる人事を発表。米政府はこの発表から約3週間でアグレマン(同意)を出した。趙氏は11日にワシントンに着任する。通常1カ月程度かかるアグレマンを巡る手続きが短縮されたのは、韓米同盟の強化に対する米側の意思が反映されたものとみられる。

 趙氏は「昨年、両国の国防長官が合意した北の核・ミサイル脅威に対するわが国の作戦計画をアップグレードさせる作業がとても重要だ」とし、「現在の脅威になってしまった北の核・ミサイルにわが国民の生命と安全を、さらに保障することができるよう韓米同盟を発展させなければならないと考える」と強調した。 

 米国が韓国を米本土と同水準に防衛する「拡張抑止」だけでは北朝鮮の核能力に効果的に対処するのは難しいとの見解を示したものとみられる。