【ソウル聯合ニュース】韓国の朴振(パク・ジン)外交部長官は10日、北朝鮮が7回目の核実験を強行した場合は独自制裁に踏み切る可能性もあるとの立場を明らかにした。

 朴長官はこの日、聯合ニュースの報道専門放送局「聯合ニュースTV」に出演し、北朝鮮が核実験を行った場合、韓米両国が独自制裁に踏み切る可能性について、「(可能性は)ある。これまで対北制裁を独自にする問題について新政権発足後、多くの検討を重ね、具体的な方策について議論している」と述べた。

 北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射したことを受け、国連安全保障理事会は北朝鮮に対する制裁を強化する決議案を採決にかけたが、常任理事国の中国とロシアが拒否権を行使し否決された。そのため、韓国と米国は独自制裁について検討している。

 北朝鮮が核実験をした場合、中国とロシアが北朝鮮に対する新たな制裁に反対すると考えるかについては、「反対の立場を維持するのは難しいと思われる」とし、「国民の生命と安全に対する問題であるため、中国とロシアを説得し、安保理で北に対する確固たる決議案が出されるよう、外交力を傾ける」との姿勢を示した。

 ウクライナに対して武器を支援する可能性については、「直接的な武器の支援は朝鮮半島の安保情勢、国内外の制約などの要因があるため、基本的に人道的支援、軍需物資を支援してきた」とし、戦争の終息と平和回復のために多角的な方策を検討していると伝えた。

 尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が29、30両日にスペイン・マドリードで開かれる北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に出席することに関しては、「欧州とアジアの平和と繁栄のための対話、実質的対話を期待している」と述べた。

 一方、朴長官は前日ソウル市内で開かれた非公開の講演会で、外交部長官候補だった先月、日本の林芳正外相と会談したことを振り返り、林氏が音楽好きと聞き、「これからは韓日間で不協和音は出さず、しっかりした和音を奏でようと話したところ、林氏が明るく笑って、ハーモニカをプレゼントしてくれた」と紹介した。また「家で練習している。今後、ハーモニーを出さなければならないから」と述べた。