【シンガポール聯合ニュース】韓国の李鐘燮(イ・ジョンソプ)国防部長官は11日、アジア安全保障会議(シャングリラ会合)が開かれているシンガポールでオースティン米国防長官と会談し、韓米連合防衛体制の強化や北朝鮮が準備を進めているとされる核実験への対応策などを協議した。

 李長官は会談後、記者団に「拡大抑止の実行力を高めるため、さまざまな方策について話し合い、包括的なレベルで全般的に議論した」とし、先月の韓米首脳会談で取り上げた国防懸案の後続措置を協議したと説明した。

 また、北朝鮮による7回目核実験の準備の動きなど全般的な動向について評価し、共同対応策を協議したと伝えた。両長官は北朝鮮が核実験などの新たな挑発に踏み切った場合、米軍の戦略兵器展開など拡大抑止対応を調整したとされる。

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)は10日まで開いた党総会で自衛権に言及し、国防力強化と「強対強」の原則を強調しており、武力挑発を続ける可能性が高い。

 両長官の対面での会談は初めて。両氏は先月18日に初の電話会談を行い、北朝鮮の弾頭ミサイル発射や核実験の準備動向などについて協議し、緊密な韓米連携の必要性を強調した。

 この日午後には李氏、オースティン氏、日本の岸信夫防衛相による国防相会談が開かれる。韓米日国防相会談は2019年11月以来、約2年半ぶりとなる。