【ソウル聯合ニュース】15日に予定されている韓国初の国産ロケット「ヌリ」の2回目の打ち上げが成功した場合、本格的にロケットを高度化し、その技術を民間に移転する作業が始まる。

 韓国航空宇宙研究院のチャン・ヨンスン発射体責任開発部長は10日に行われたオンライン説明会で「韓国型ロケット高度化事業に既に着手した。2回目の打ち上げが終わってから本格的に進める」と述べた。

 同研究院によると、高度化事業の主な内容は2027年までにヌリをさらに4回打ち上げ、信頼性を確保することだ。事業費約6873億ウォン(約720億円)が投入される。

 政府は高度化事業を進めながらロケット技術を民間に移転し、ロケット分野の企業を育成する計画だ。

 ヌリは1.5トン級の実用衛星を地球低軌道に乗せることができる3段式ロケット。昨年10月に実施された1回目の打ち上げは目標高度の700キロに到達したものの、飛行中に3段目のエンジンが予定より早く停止し、ダミー衛星を目標軌道に乗せられなかった。

 2回目の打ち上げでは、ヌリの性能を確認するための衛星(162キロ)とダミー衛星(1.3トン)が搭載される。打ち上げの成功と失敗の分かれ目となる基準は、ヌリの3段目のエンジンが目標高度の範囲内に入るかどうかだ。誤差範囲内(665〜735キロ)に達すれば打ち上げ成功と判断されるという。

 打ち上げに成功すれば韓国は独自の宇宙輸送能力を確保し、国家宇宙開発を安定的に遂行できる土台を築いたとの評価を受けることになる

 ロケット開発技術は国家間の技術移転が禁じられている分野で、現在、独自の打ち上げ能力を備えた国はロシア、米国、中国など9カ国。このうち1トン以上の衛星の打ち上げが可能な国は6カ国にすぎず、ヌリの打ち上げが成功すれば韓国は「7大宇宙強国」の仲間入りを果たすことになる。