【ソウル聯合ニュース】韓国統一部の趙重勲(チョ・ジュンフン)報道官は13日の定例会見で、北朝鮮の新型コロナウイルス感染状況に関し「北の発表だけ見るならば状況は好転していると判断できる」と述べた。感染者とみられる「発熱者」の減少傾向が続けば、北朝鮮が6月中に、新型コロナの危機が解消されたと発表する可能性もあるとした。

 その場合、北朝鮮は先月12日に新型コロナの感染者発生を初めて認めてから1カ月余りで危機的な状況を脱したと表明することになる。

 北朝鮮の最新の発表によると、6月12日午後6時までの24時間に新たに確認された発熱者は約3万6710人だった。1日の新規発熱者数は5月16日の発表では40万人近くに上ったが、その後は減少傾向が続いている。5月中旬に75万人を超えていた隔離・治療中の患者数も、6月12日の時点で約6万5000人まで減った。死者は11日時点で累計72人、致死率は0.002%と説明している。

 だが韓国では、北朝鮮の統計発表は住民を落ち着かせることが主な目的で、数値の信ぴょう性は低いとの声も上がっている。状況がある程度安定したという北朝鮮に主張に、統一部は「正確な評価は難しい」とコメントしていた。