【ソウル聯合ニュース】大国が覇権を争い、国際秩序が転換期を迎える中、朝鮮半島が進む方向を模索する「2022朝鮮半島平和シンポジウム」が韓国・ソウルで24日に開かれる。

 国家基幹ニュース通信社の聯合ニュースと統一部が共催するシンポジウムは「尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領時代、米・中・ロシアの覇権競争―朝鮮半島の未来は」がテーマ。ロッテホテルソウル(ソウル市中区)で開かれる。

 権寧世(クォン・ヨンセ)統一部長官が基調演説を通じて尹錫悦政権の対北朝鮮政策などを説明する予定だ。

 米中の対立やロシアによるウクライナ侵攻に加え、北朝鮮が7回目の核実験を実施する可能性まで提起され朝鮮半島やその周辺の情勢は不確実性を増している。

 2セッションで構成されたシンポジウムではこのような朝鮮半島周辺の情勢を綿密に把握・分析すると同時に情勢変化にともなう対処策が集中的に議論される。

 第1セッションでは「インド・太平洋の緊張と朝鮮半島の未来」をテーマに国内外の専門家が同地域で高まる米中の覇権争いを検討し、韓国がどのように対処するべきかについて話し合う。

 第2セッションは、北東アジアを中心に情勢が激しく変化する中、韓国が取るべき選択をテーマに、学者や元外交など国内外の専門家が発表を行う。

 駐米大使を務めた北韓大学院大の安豪栄(アン・ホヨン)総長は韓米同盟のこれまでの70年と今後の発展方向について、駐ロシア大使を務めた魏聖洛(ウィ・ソンラク)氏は先月の韓米首脳会談を通じて明らかになった尹錫悦政権の対米・対北朝鮮政策を分析する。北朝鮮の態度を変化させるための課題や、韓国の経済安保戦略に関する発表も行われる。

 聯合ニュースの成耆洪(ソン・ギホン)社長は「刻一刻と変化する朝鮮半島情勢、国際情勢がわれわれに及ぼす安保や経済面での影響を綿密に分析しなければならない時期」とし、「今回のシンポジウムが、われわれが直面している困難を打開するだけでなく、朝鮮半島の未来を切り開くかじの役割を担うことができれば」と話した。