【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領がスペイン・マドリードで29、30両日(現地時間)に開かれる北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に出席する中、同会議に出席する日本の岸田文雄首相との略式会談が行われる可能性が高まっている。

 大統領室関係者は22日の記者会見で、形式にこだわらない略式会談が行われる可能性があるとしながらも「現在としてはまったく予測できない」と述べた。略式会談は短く、気軽に会う形式のため、「首脳会談」とはみなし難いとの指摘もある。

 正式な韓日首脳会談が開かれる可能性は低いとみられる。韓日首脳会談は2019年12月に文在寅(ムン・ジェイン)大統領と安倍晋三首相(いずれも当時)が中国で開催したのが最後となっている。

 大統領室の関係者は、日本で参院選が7月10日に控えていることに触れた上で、選挙前は外交問題が国内政治に利用される危険があるとし、「韓日関係が何らかの政治日程によって損なわれないように双方が非常に気をつけている面がある」と説明した。

 別の関係者は、「日本の政治日程もあり、われわれも多国間会談に参加した後に、韓日間でさらに具体的な懸案をやりとりすることができる『モメンタム(勢い)』が明確に訪れると確信している」と話した。

 外交面で日本にすがりついているとの指摘については、「どちらか一方が相手にすがりつくという関係ではない」とし、「(尹大統領の)就任式以降、山積した問題を共に解決していくことに力を合わせようとの意識は両国でいくつか形成された」と話した。

 大統領室は韓米日首脳会談が開催される可能性については、「まだ公式に(協議が)やりとりされていないが、開催の可能性はある」と伝えた。韓米日首脳会談が開催されれば、17年9月に国連総会に合わせて開かれて以来となる。大統領室関係者は「(会談が開かれれば)韓米日の安保協力が焦点になる」とし、「安保協力の主なターゲットは北や北の核問題しかない。特に7回目の核実験の可能性が懸念されているため」と話した。

 一方、北朝鮮が7回目の核実験を実施せずにいる理由については、個人的見解とした上で、中国の今後の動きや、新型コロナウイルスの影響が複合的に作用しているとの見方を示した。