【ソウル聯合ニュース】韓国の統一部は28日、北朝鮮に対し、ダムを放流する際は事前に韓国側に通知するよう求める声明を出した。北朝鮮で大雨が降った影響で南北通信連絡線に不具合が生じており、連絡線が復旧し次第、通知文を送る方針という。

 声明は「梅雨期の南北接境(境界)地域の洪水被害などが憂慮される状況で、接境地域住民の生命と財産の被害を予防するための基本的な措置」として、南北合意に基づき、ダムの放流を実施する場合は事前に通知するよう求めた。

 北朝鮮は2009年、北朝鮮から韓国に流れ込む臨津江の上流にあるダムを予告なしに放流。このため下流にいた韓国のキャンプ客ら6人が死亡する事故が発生した。事故を受け、南北はダムの放流時には事前に通知することで合意した。

 北朝鮮は今月27日に本格的な梅雨に入った。30日にかけて大雨が降る見込みで、過去のようにダムを放流する可能性がある。20年にも梅雨期にダムを放流し、臨津江下流の水位が急上昇。地元住民が緊急避難した。

 権寧世(クォン・ヨンセ)統一部長官はこの日、臨津江の洪水調節機能を持つ郡南ダム(京畿道漣川郡)を視察し、水害防止施設を点検した。