5月の産業生産0.8%上昇 設備投資13%伸びる=韓国
全産業生産は3月に1.6%上昇したものの4月に0.9%下落。5月は再び上昇に転じた。
サービス業生産が1.1%上昇し、全産業を押し上げた。製造業は0.1%、建設業は5.9%、それぞれ上がった。公共行政は2.7%の低下。
設備投資は13.0%上昇し、4か月ぶりのプラス。統計庁の担当者は「これまで投資の需要があっても部品調達問題で半導体装備(装置や設備)の生産に支障があったが、それが解決されて投資が増えた」と説明している。
一方、消費動向を示す小売販売額指数は前月比0.1%低下した。2020年1〜3月以来の3か月連続低下となった。
景気の現状を示す一致指数の循環変動値は前月から0.1ポイント上昇し、3か月ぶりにプラスに転じた。景気の先行きを示す先行指数の循環変動値も0.1ポイント上がり、11か月ぶりに上昇した。
ただ、同担当者は、ウクライナ危機の長期化や世界の金融環境悪化への懸念から、もう少し状況を見守る必要があると指摘した。