【マドリード聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は30日(現地時間)、スペイン・マドリードでカナダのトルドー首相と首脳会談を行い、北朝鮮核問題やロシアのウクライナ侵攻、両国間の懸案などについて議論した。韓国大統領室が伝えた。

 トルドー首相は、新たに発表したカナダのインド・太平洋戦略は韓国など域内のパートナー国との緊密な関係を最優先課題としていると説明した。

 尹大統領は、韓国国民はカナダの朝鮮戦争参戦を忘れていないとしながら、米国・英国・カナダの3カ国が参戦しなければ韓国の自由民主主義と市場経済の発展はなかったと強調した。

 そのうえで、両国の友好に基づき今後も先端技術、人工知能(AI)、エネルギーなど先端未来産業と経済安保協力を強化する考えを示した。

 北朝鮮核問題に関しては、韓国政府は対話の扉を開けているが、北朝鮮の挑発には断固として対応するとの立場を再確認し、国際社会の団結を維持するために引き続き緊密な協力を要請した。

 トルドー首相は北朝鮮の完全で検証可能かつ不可逆的な非核化を目標に国際社会が対応すべきだとして、北朝鮮核問題に関する韓国政府の努力に支持を表明した。

 また、尹大統領はロシアのウクライナ侵攻は決して正当化できないと強調し、韓国はウクライナの再建と平和回復のために必要な人道支援を提供すると説明した。

 このほか、両首脳は両国協力を先端技術、人工知能、低炭素エネルギーなどの未来産業を中心に拡大・深化することで一致し、リチウム・ニッケル・コバルトなどの重要鉱物の供給網(サプライチェーン)の協力も具体化することを決めた。