【ソウル聯合ニュース】韓国統一部は7日、脱北者団体に対し、医薬品などを大型風船で北朝鮮に飛ばす活動の自粛を求めた。

 同部の当局者は記者団に、「どんな方法が北の住民にとって実質的な助けになるのかを考慮すべきだ」と指摘。政府が北朝鮮との防疫協力に向け努力を続けていることを挙げ、「風船で北に(医薬品を)送る試みを自粛してほしい」と述べた。

 脱北者団体「自由北韓運動連合」は、6日に北朝鮮に近い京畿道・金浦からマスクや解熱鎮痛剤を大型風船20個に付けて北朝鮮に飛ばしたと明らかにし、その様子を収めた写真を公開した。6月にも2回、大型風船で医薬品などを送っているが、今回は風船に、脱北者団体が風船で飛ばした物に新型コロナウイルスが付着しており北朝鮮に流入したとする北朝鮮側の主張に反発する垂れ幕を付けた。

 同団体は北朝鮮の体制を批判するビラを北朝鮮に向けて飛ばす活動を行ってきた。北朝鮮はビラに強く反発しており、2020年6月には南北間の通信連絡線を完全に遮断した。