【ソウル聯合ニュース】韓国のLG電子が7日発表した2022年4〜6月期の連結決算(速報値)によると、本業のもうけを示す営業利益は前年同期比12.0%減の7917億ウォン(約830億円)だった。売上高は同15.0%増の19兆4720億ウォン。

 前期と比べると営業利益は59.3%、売上高は7.1%、それぞれ減少した。前期の営業利益には特許による一時的な収益などが含まれていた。

 4〜6月期の業績は、市場予想平均(営業利益8630億ウォン、売上高19兆4379億ウォン)と比べると営業利益はやや少なく、売上高はほぼその通りとなった。新型コロナウイルス禍の特需が消失し、ロシアによるウクライナ侵攻やインフレ、金利高により消費心理が冷え込む中、原料価格や物流費の高騰などコスト上昇要因が続いたことが業績の逆風となった。

 事業部門別の業績は後日公表されるが、テレビ事業はコロナ禍からの日常回復の本格化や世界での需要減により営業利益、売上高ともに前年同期比で減少したとされる。

 一方で、自動車電装事業の成長は悪材料が重なる中での善戦につながった。

 同社はこの日、電装事業のビークル・コンポーネント・ソリューション(VS)事業本部の4〜6月期売上高が初の2兆ウォンを達成し、営業利益も15年10〜12月期以来の黒字に転換したことを明らかにした。車載半導体不足による完成車メーカーの生産の遅れがやや緩和され、効果的なサプライチェーン(供給網)管理を基に追加需要増に積極的に対応した結果だと説明している。

 高級家電の需要も業績を支えた。同社は、北米を中心にプレミアム製品の売上高が堅調だったため、生活家電を手掛けるホーム・アプライアンス&エア・ソリューション(H&A)事業本部の売上高は前年同期比で2桁以上の成長を遂げたと伝えた。ただ、原料の値上がりや海上運賃など物流費の上昇、在庫管理費用の増加により収益性は低下したとされる。

 デジタルサイネージ(電子看板)やエネルギー貯蔵装置などのビジネス・ソリューションズ(BS)事業本部も、売上高と収益性が改善したと推定される。