【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は11日、経済副首相を兼任する秋慶鎬(チュ・ギョンホ)企画財政部長官から同部の業務報告を受け、物価高で困難な状況におかれている中間層や庶民の税負担を軽減するための方策を用意するよう指示した。大統領秘書室が伝えた。

 尹大統領は秋氏に対し、国民生活を安定させるための対策の履行状況を綿密に点検し、支援が届いていないところがないか入念にチェックしてほしいと要請。秋夕(中秋節、今年は9月10日)に関連した品物の価格が梅雨や猛暑の影響で上昇する懸念があるため、対策を前もって用意し、物価安定に向け努力するよう指示した。

 この日の業務報告は当初、実務担当者が同席する予定だったが、新型コロナウイルスの感染が拡大していることを考慮し、秋氏が単独で報告を行ったという。

 秋氏は業務報告で、国民生活と物価の安定を最優先課題とし全方向に対して対応を強化するとし、「物価安定のための過程で景気が低迷しないよう輸出や投資の活力を高める対策を、スピード感を持って推進する」と述べた。

 また、「韓国銀行(中央銀行)や金融委員会と協力し、金利上昇期に最も困難な状況におかれる多重債務者や返済能力が低いとみられている債務者を支援する方策を用意する」と説明した。

 業務報告が行われたのは、尹大統領の就任後初めて。

 12日には産業通商資源部と中小ベンチャー企業部が、15日には科学技術情報通信部と雇用労働部が業務報告を行う予定だ。

 尹大統領は業務報告の形態を、長官や次官、室長や局長など多数が参加するこれまでの方式を実用の観点から改め、長官が単独で行うよう指示していた。