【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は13日、ソウル郊外の京畿道・板橋の施設「情報保護クラスター」で開かれた「情報保護の日」記念式典に出席し、祝辞で「ハイブリッド戦に変貌する戦争の在り方に対応するため、サイバー戦力と技術の高度化を図っていく」と述べた。

 板橋の情報保護クラスターは、実戦型のサイバーセキュリティー訓練場をはじめ、サイバーセキュリティー教育施設、情報セキュリティー関連のスタートアップ育成空間などを備えた施設だ。

 尹大統領は「民間と公共が緊密に協力するサイバー安全保障対応体系を強固にし、民間と公共の間の有機的な情報共有・分析体系を構築することで、サイバー脅威に効率的に対応できるようにする」と強調した。

 また、軍で専門分野に従事させ、除隊後の就職・起業と連携させるプログラム「サイバー・タルピオット」と、国の有事の際に官民の力を結集するための「サイバー予備軍」を創設し、サイバー戦の能力を強化していく方針も示した。「タルピオット」はイスラエルの軍科学技術系エリート養成プログラムの名称だ。

 サイバーセキュリティー関連の人材不足の解決策としては、大学と大学院のサイバー分野の専攻課程を増やし、最精鋭の開発人員とホワイトハッカーの育成システムによって10万人の人材を育てると説明した。

 尹大統領は記念式典の後、軍サイバー作戦司令部の関係者やホワイトハッカーらとサイバー人材の育成について話し合う懇談会に出席した。出席者らは、サイバー人材の待遇改善、企業の投資活性化、良質な情報セキュリティー教育支援などが必要だと提言した。