◇韓国中銀が史上初の0.5%利上げ 年2.25%に

 韓国銀行(中央銀行)は定例の金融通貨委員会を開き、政策金利を年1.75%から2.25%に引き上げた。1回に0.5%の引き上げ幅は通常の2倍で、史上初となる。物価高騰の抑制を狙いとするほか、韓米の金利差も意識したとみられる。インフレ(物価上昇)圧力が深刻な水準と判断し、異例の金融政策に踏み切った。

◇6月の失業率3.0%に改善 就業者増加幅は3カ月ぶり鈍化

 統計庁が発表した雇用動向によると、6月の失業率は前年同月に比べ0.8ポイント改善した3.0%だった。失業者数は88万8000人と20万5000人減少した。6月の就業者数は前年同月比84万1000人増の2847万8000人で、同月としては2000年(87万7000人)以来22年ぶりの高水準となった。ただ、増加幅は5月(93万5000人)に比べやや鈍化した。就業者数の増加幅が縮小したのは、今年3月(83万1000人)以来3カ月ぶり。

◇北朝鮮住民の追放事件 大統領室「反人道的な犯罪行為」

 文在寅(ムン・ジェイン)前政権時代の2019年11月、船内で乗組員16人を殺害して逃亡した北朝鮮住民の男2人を北朝鮮に追放した事件を巡り、追放に抵抗する男の写真が公開されたことについて、韓国大統領室の姜仁仙(カン・インソン)報道官は「自由と人権の普遍的な価値を回復するため、この事件の真実を究明する」との方針を明らかにした。姜氏は「もし亡命の意思を表明したにもかかわらず強制的に送還したなら国際法と憲法に反する反人道的・反人倫的な犯罪行為」だとして、「真相究明が必ず必要」と強調した。

◇北朝鮮 2日連続でロケット砲発射

 北朝鮮が2日連続で放射砲(多連装ロケット砲)を発射したことが分かった。韓国軍当局によると、軍は北朝鮮が11日午前に黄海に向けて発射した放射砲と推定される航跡を捉えたという。10日に2発を探知しており、2日続けて放射砲の発射を捉えた。朝鮮半島には現在、韓米合同軍事演習のため米ステルス戦闘機F35Aが6機、一時配備されている。

◇解放記念日の恩赦 大統領室「現時点で明らかにできることない」

 大統領室は、光復節(8月15日、日本植民地からの解放記念日)に合わせてサムスングループ経営トップの李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長や文在寅前大統領の腹心の金慶洙(キム・ギョンス)前慶尚南道知事の特別赦免(恩赦)が行われるのではないかとの見方に対し、現時点で明らかにできることはないとの立場を示した。今回の特別赦免は尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が就任後初めて赦免権を行使する機会となり、李明博(イ・ミョンバク)元大統領をはじめ企業トップや野党関係者がどの程度含まれるか注目されている。

◇尹大統領の支持率 32.5%に急落 

 世論調査会社のアールエヌサーチが発表した調査結果によると、尹錫悦大統領の支持率は32.5%で前週から10.1ポイント急落した。不支持率は10.5ポイント上昇の63.5%だった。アールエヌサーチの関係者は「苦しい国民経済を解決する政府内のコントロールタワーが見えない点と(閣僚級の)人事、与党の内紛などが複合的に影響を及ぼしたとみられる」と説明した。

◇コロナ再流行9〜10月がピーク 新規感染者最大20万人に

 防疫当局は、新型コロナウイルスの夏の再流行により1日当たりの新規感染者数が最大20万人を超えるとの見通しを示した。感染のピークは9月中旬〜10月中旬と予想した。下半期の流行の見通しは、当初の予想より2〜3カ月早まることになる。疾病管理庁は、感染やワクチン接種後の時間の経過による免疫減少や変異株「オミクロン株」の派生型「BA.5」への置き換わりが進んでいることで当初の予想より早く流行が発生すると説明した。