【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は18日、文在寅(ムン・ジェイン)前政権時代の2019年11月に北朝鮮住民の男2人を北朝鮮に強制送還した事件の捜査に関し、「(大統領として)全ての国の事務が憲法と法律にのっとって行われるべきだという原則論のほかに言うことはない」と語った。記者団のぶら下がり取材に応じた。

 この2人は朝鮮半島東の東海上で韓国当局が拿捕(だほ)した北朝鮮の漁船に乗っていた。2人が船内で乗組員16人を殺害したことが分かり、韓国側は北朝鮮に強制送還した。韓国統一部は今月、2人が送還された際に強く抵抗する様子が捉えられた写真を公開しており、記者団からは「写真をどう見るか」「検察と国家情報院が行っている調査はどこに焦点を当てるのか」といった質問が飛んだ。

 尹大統領は一方、自身の知人の子どもを大統領室の職員に採用したことなどが物議を醸していることについて問われると、「他に質問は」と述べ、回答しなかった。「採用については話さないのか」とさらに聞かれると、その場を立ち去った。