【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が19日にソウル・竜山の大統領室でイエレン米財務長官と面会する予定だ。韓国の国家安保室関係者も同席する。大統領室関係者は18日、「両国の経済懸案に関し自由に話が交わされるだろう」と述べた。

 供給網(サプライチェーン)問題への対応で韓米の協力強化の必要性を確認し、ウクライナ侵攻を続けるロシアに対する制裁策についても意見を交わすとみられる。北朝鮮の資金源を断つための独自制裁策が議題に上がる可能性もある。先月下旬には米財務省で制裁問題を総括するネルソン次官(テロ・金融情報担当)が来韓し、韓国外交部の当局者と協議を行っている。

 イエレン氏はインドネシア・バリ島での20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議を終えて韓国を訪れる。昨年1月の財務長官就任後初めての訪韓。米財務省はイエレン氏がロシア産原油の価格上限の設定と、信頼できる国々に限定してサプライチェーンを構築するフレンドショアリングについて協議する予定だと伝えた。

 イエレン氏はカウンターパートの秋慶鎬(チュ・ギョンホ)経済副首相兼企画財政部長官と会談する。サプライチェーン問題やロシアへの制裁強化、インフレ対策などに対し踏み込んだ議論があるとみられる。ドル高が進行する中、外国為替市場の急激な変動を抑えるための協力策も議題になる見通しだ。

 イエレン氏は韓国銀行(中央銀行)の李昌鏞(イ・チャンヨン)総裁との会談では、最近の世界経済と金融市場の動向、政策の国際協調などに対し意見を交わす予定だ。

 このほか、米国での電気自動車(EV)用電池工場の投資計画を発表した韓国・LGグループの研究開発(R&D)拠点を視察する。