【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は19日の閣議で「新型コロナウイルスが感染再拡大の岐路にある」と警戒感を示し、「国民に犠牲を求め強要するのでなく自律と責任を重視し、重症者の管理を中心に国民の生命と健康を守ることに万全を期す」と述べた。

 中央防疫対策本部によると、19日午前0時までの24時間に新たに7万3582人の感染が確認された。この新規感染者数は1週間前の12日(3万7347人)のほぼ2倍となる。

 尹大統領は「政府のコロナ対応の基本哲学は科学的な防疫」とし、「対応の意思決定ガバナンスが専門家によってなされ、科学的な証拠を基盤に予防と治療をすること」と強調した。

 感染者の増加を受け政府は13日、新型コロナワクチンの4回目接種の対象拡大や個人と地域の自発的な感染対策などを柱とする対応策を発表している。尹大統領はこれを取り上げながら「国民が不安にならないよう政府の対策を詳細に説明し、関係機関では十分な病床と治療薬の確保に最善を尽くしてほしい」と促した。感染予防効果を高め、致死率も下げられるよう、ワクチン追加接種の積極的な推奨を指示した。

 この日の閣議では、韓国経済の成長で重要な鍵を握る半導体分野の人材育成策も話し合われた。尹大統領は「政府は厳しい経済状況の中、国民生活を最優先とし、経済成長の原動力と将来の主要産業の確保にも責任をもって取り組まなければならない」と強調した。優れた政策は国民が認識できるよう、積極的に意思疎通を図ることも求めた。