【ソウル聯合ニュース】韓国の海兵隊によると、19〜22日に韓国・南東部の浦項で有事の際、前線に物資を送る状況を想定した韓米海兵隊合同演習(KMEP)が実施された。演習は南北関係などを考慮し、この3〜4年間は公開してこなかった。

 今回の演習は韓国の海兵隊から約30人と上陸機動ヘリコプター「マリンオン」が、米海兵隊から約90人と大型輸送ヘリのCH53Eなどが参加した。韓国海兵隊の関係者は「韓米の海兵隊は前線への物資補給に熟達するための訓練を行った」と説明した。米軍は「韓米海兵隊の合同戦力を強化するための訓練」だとして、演習の様子を収めた8枚の写真を公開した。

 同演習は1976年に始まった演習(KITP)の名称を2011年に変更して実施しており年間15〜25回行われる。18年の米朝首脳会談や南北軍事合意後も中止されなかったが、回数や規模は縮小された。南北の和解ムードが広がった18年には11回、19年には規模を縮小して約20回に増やしたが、新型コロナウイルスの感染が拡大した20年には7回に減らした。昨年は16回実施した。今回の演習は今年に入って10回目とされる。

 この3〜4年間、韓米の軍当局は海兵隊の合同演習を実施しても北朝鮮を刺激しないように日程や演習の様子などを公開しなかった。今回は北朝鮮が7回目の核実験の準備を終えたとされ、朝鮮半島の緊張が高まる中、尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権誕生を機に変化した対北朝鮮スタンスを見せたと受け止められる。韓国軍の消息筋は「海兵隊の主要任務には有事の際の敵地域への上陸作戦が含まれるため、北は敏感な反応を見せてきた」と述べた。