【ソウル聯合ニュース】韓国海軍と防衛事業庁は28日、南東部の蔚山にある現代重工業の造船所で8200トン級イージス駆逐艦「正祖大王」の進水式を開催したと発表した。

 正祖大王は次世代イージス駆逐艦「広開土3」バッチ2の1番艦であり、海軍の4番目のイージス艦だ。同クラスのイージス艦は今後さらに2隻建造される。バッチは同じ種類として建造される艦艇を意味する。バッチ1から2、3と進むほど性能が改善される。

 正祖大王は2019年に建造契約が締結され、昨年着工式と起工式が行われた。イージス駆逐艦「世宗大王」(7600トン級)より約600トン大きくなったほか、弾道ミサイル迎撃用の垂直発射台の能力や武装力、ステルス機能も進化したと評価される。

 最新のイージス戦闘システムを搭載し、弾道ミサイルの探知・追跡のみならず迎撃能力も持ち、北朝鮮のミサイル攻撃に対する3段階作戦「3軸体系」の中心戦力として活躍すると期待される。

 全長170メートル、幅21メートルと世宗大王より全体的に大きくなったが、敵の攻撃から艦艇を守るステルス性能は強化された。

 韓国型垂直発射装置を設置し、艦対空ミサイルSM6などの長距離艦対空誘導弾や艦対地弾道誘導弾を搭載する予定で、主要戦略標的に対する遠距離精密打撃だけでなく、弾道ミサイルに対する迎撃能力も一層向上した。

 対潜水艦戦では、韓国の独自技術で開発した先端統合ソナー(水中音波探知機)システムにより潜水艦や魚雷など水中の脅威に対する探知能力が向上した。長距離対潜水艦魚雷と軽魚雷を搭載し、対潜水艦攻撃能力を備えている。

 24年から導入されるMH60Rシーホーク海上作戦ヘリの搭載が可能になり、強力な対潜水艦作戦能力を保有することになった。

 推進システムは既存のガスタービンエンジン4基に電気推進システム2台を加えた。これにより、一般の航海では燃料を節約して効率的に航行することができる。

 正祖大王は試験評価期間を経て24年末に海軍に引き渡され、戦力化過程を終えて実戦配備される。

 この日の進水式には尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領をはじめ政府・軍高官、国会議員、防衛産業関係者など約150人が出席した。

 カン・ドンギル海軍本部企画管理参謀部長は「海上基盤の機動型3軸体系の中心戦力である正祖大王は、世宗大王級のイージス駆逐艦に比べて向上した性能で海洋領土を堅固に守る守護神になるだろう」として、未来の脅威と戦場環境の変化に備え、先端科学技術を基盤とする強い海軍になるようさらに努力すると述べた。