【プノンペン聯合ニュース】韓国の朴振(パク・ジン)外交部長官は5日、カンボジア・プノンペンで開かれた東アジア首脳会議(EAS)外相会議で隣に座ったロシアのラブロフ外相に対し、北朝鮮の核実験準備で朝鮮半島の緊張が高まっているとして、懸念を伝えた。

 朴氏の発言に対し、ラブロフ氏は「tit for tat(しっぺ返し)」との表現を使ったという。朝鮮半島緊張のすべての原因が北朝鮮にあるわけではなく、韓国と米国にも責任があることを強調したものとみられる。

 両氏は着席する前もウクライナ情勢や韓ロ関係などを巡って意見交換した。韓国外交部によると、朴氏は「ウクライナ問題が韓ロ関係に否定的な影響を与えている」として、「ウクライナの平和が早期に回復し、韓ロ関係が正常化することを望む」と述べた。また、ロシア内の韓国人や韓国企業に被害が及ばないよう、関心と協力を要請した。ラブロフ氏は具体的な情報を提供すれば対処する考えを示した。朴氏はロシアのウクライナ侵攻により、世界の供給網(サプライチェーン)の混乱や為替の不安定化が起きたと指摘。ラブロフ氏は米国主導の対ロシア制裁に韓国が参加したとして、不満を示したようだ。

 両氏の対面はインドネシア・バリ島で主要20カ国・地域(G20)外相会合が開かれた7月以来、2回目となる。