【ソウル聯合ニュース】韓国の朴振(パク・ジン)外交部長官は8日、韓中外相会談のため中国に向け出発する前に、同部庁舎で記者団に対し、中国側と北朝鮮の非核化や供給網(サプライチェーン)の安定など安全保障・経済分野で踏み込んで議論するとの方針を示した。さらに「韓国の国益の観点から当面する懸案について明確な立場を表明する」と強調した。

 当面する懸案とは、米国の主導で4カ国・地域(米国、韓国、日本、台湾)の半導体協力強化を目指すいわゆる「チップ4(Chip4)」構想のことで、これを巡る中国側の誤解を払拭(ふっしょく)することに注力する方針とみられる。

 朴氏は「チップ4」について「特定の国を排除するためのものではない」とし、「中国は韓国の最大の貿易相手国であり、供給網分野でも重要な相手」と述べた。

 朴氏は中国の王毅国務委員兼外相の招きで8〜10日に訪中し、9日に韓中外相会談を開く。ペロシ米下院議長の台湾訪問により米中対立は一気に緊迫化しており、中国が地域情勢にどう言及するかも関心を集める。韓国に配備されている米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」問題に対し中国の要求があるかも注目される