【ソウル聯合ニュース】韓国の与党「国民の力」は9日、党再建に向けて設置する非常対策委員会の委員長に当選5回の党重鎮、朱豪英(チュ・ホヨン)国会議員を選出した。朱氏は選出後の記者会見で自身の役割について、「短期間で正常な指導体制を構築し、党のリーダーシップを早期に安定させる」と述べた。

 また「具体的な今後の日程については、委員会のメンバーの知恵を集めて決める」と伝えた。

 朱氏は「国と党がかなり難しい状況にあるこの時に非常対策委員長という重責に耐えることができるか苦悩も大きかったが、国と党の危機を克服するために私の努力が少しでも役に立つのであれば、喜んで身を捧げるという覚悟で非常対策委員長を引き受けることにした」と説明した。

 また「新たに発足した尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権とわが党に対する国民の叱責(しっせき)がとても厳しい」とし、政府、与党が初心を見失い信頼を失ったためと指摘した。

 朱氏は「非常対策委の最初の任務は党内のあつれきと分裂を早期に解消し、党を一つにすること」とし、「互いに譲歩して互いに立場を変えて考えて、早期に一つになり、団結した姿を国民にお見せする」と強調した。

 非常対策委員会体制に移行したことで、李俊錫(イ・ジュンソク)党代表は自動的に解任された。これと関連して李氏はこの日午後、SNS(交流サイト)で「仮処分を申請します」と投稿した。裁判所に党の決定の効力停止を求める仮処分申請を行うものとみられる。

 李氏は性接待を受けた証拠の隠滅を教唆した疑惑で党員資格停止6カ月の懲戒処分を受けている。

 李氏はまた、離党して新党を結成する可能性については「新党結成はしない」と一蹴した。