【ソウル聯合ニュース】韓国を訪問している国連のグテレス事務総長は12日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領と昼食会を行った。グテレス氏は尹大統領に対し、「朝鮮半島、特に北朝鮮の完全かつ検証可能で不可逆的な非核化(CVID)への完全な支持を表明する」として、「こうした目標は地域の安全保障と平和、安定を達成するために重要だ」と述べた。

 CVIDという表現は北朝鮮が反発しており最近は使われていない。韓国と米国は5月の首脳会談で発表した共同声明で、CVIDではなく「朝鮮半島の完全な非核化」という文言を使った。だが、韓米当局は北朝鮮が緊張を高めていることを受け、CVIDという表現を再び用いている。グテレス氏は核拡散防止条約(NPT)の順守を求めるなど、国際社会にNPT体制の強化を呼びかけている。

 同氏は「平和構築活動に関して、韓国は指導的な地位にある」として、「とりわけ、人権に対する韓国の変わらない支持、人権を尊重する国としての韓国の地位は私たちに大きく役立っている」と評価。「社会経済的な発展に対する韓国の寄与は大きく、気候変動など国際社会の挑戦に対する寄与も大きい」と述べた。

 グテレス氏は日本とモンゴルに続き、11日に1泊2日の日程で韓国を訪れた。同氏が韓国を訪問するのは平昌冬季五輪の開会式に出席した2018年以来となる。