【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は8日、最高人民会議(国会に相当)第14期第7回会議が7日に平壌の万寿台議事堂で開催されたと報じた。金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)は出席せず、崔竜海(チェ・リョンヘ)最高人民会議常任委員長が会議を進行した。

 党政治局常務委員の金徳訓(キム・ドクフン)氏、朴正天(パク・ジョンチョン)氏、李炳哲(リ・ビョンチョル)氏ら党幹部や金正恩氏の妹、金与正(キム・ヨジョン)党副部長のほか、対韓業務を担当する統一戦線部長の座を後任に譲り、今後の去就が注目されていた金英哲(キム・ヨンチョル)氏も出席した。

 会議では社会主義農村発展法と園林緑化法について討議が行われた後、両法案が全会一致で採択された。

 朝鮮中央通信は会議が続くと報じている。9日に建国74周年の記念式典が予定されていることから、今回の最高人民会議は7、8日の2日間開催される見通しだ。 

 関心を集めていた国務委員会の人事に関するニュースは伝えられておらず、8日の会議で取り上げられるものと予想される。

 初日の会議に金正恩氏は出席しなかったが、その後の会議に出席する可能性もある。正恩氏は昨年9月にも最高人民会議の2日目の会議に出席し、施政演説を行った。

 金正恩氏は2019年4月の第14期第1回会議で国務委員長として施政演説を行い、第2回(同年8月)、第3回(20年4月)、第4回(21年1月)の会議はいずれも欠席した。昨年9月の第5回会議では施政演説を行ったが、今年2月の第6回会議には出席しなかった。

 北朝鮮は党中央委員会総会や政治局会議で党人事を断行した後、最高人民会議で国務委員会と内閣の人事を行ってきた。今年は新型コロナウイルスが拡大する中で党中央委員会総会や政治局会議を開いて大規模な人事刷新を行っており、今回は国務委員も交代する可能性が高い。

 最高人民会議は、今年に入り2月に続いて2回目の開催となる。