【ソウル聯合ニュース】韓国と日本の政府が今月からそれぞれ新型コロナウイルスの水際対策を緩和したことで、韓国航空各社の日本路線が順次拡大される。航空業界の関係者が11日までに明らかにした。

 韓国格安航空会社(LCC)の「ドル箱路線」だった日本路線は、新型コロナの感染拡大により搭乗率や運航率が非常に低い状態となっている。

 業界関係者によると、韓国の航空会社のうち、LCCのチェジュ航空が日本路線拡大のために最も素早い動きを見せている。

 チェジュ航空は今月6日から釜山―成田(東京)線を週3往復に戻し、来月から仁川―大阪線、仁川―福岡線、釜山―大阪線を毎日運航する計画だ。釜山―成田は2020年3月に中断してから2年6カ月ぶりの再開となる。また週5往復の仁川―成田線を今月20日から週7往復に増やす。週3〜5往復の仁川―大阪は来月1日から、仁川―福岡は来月14日からそれぞれ週7往復に増便する。来月30日からは仁川―札幌、釜山―福岡も毎日1往復運航する。

 LCCのジンエアーは今月22日から仁川―大阪線を現在の週5往復から週7往復に、来月1日からは仁川―福岡線を週3往復から週7往復にそれぞれ増便する。

 同じくLCCのエアソウルは今月27日から唯一の日本路線である仁川―成田線の運航を再開する。大韓航空は今月から釜山―成田線を週3往復運航する計画だ。

 アシアナ航空とLCCのティーウェイ航空は増便や運航再開計画を確定させていないものの、運航拡大案を検討しているという。

 日本政府が新型コロナの水際対策を緩和し、添乗員を伴わないツアーを認め、ワクチン3回目の接種を条件に陰性証明書の提出を免除すると発表したことで、韓国と日本を結ぶ航空路線の予約率は上昇傾向にある。

 韓国政府も先月31日、韓国に入国する人は国籍を問わず9月3日以降、PCR検査の陰性証明書を提出する必要がないと発表した。

 チェジュ航空の仁川―成田線の9月の予約率は8月24日時点で57.8%だったが、今月5日には72.0%に上昇した。10月の予約率も8月24日の21.8%から9月5日には41.9%に上昇した。そのほかの航空会社も軒並み上がっている。

 航空各社は、日本の観光ビザは取得までに最長3週間かかるため、10月から日本旅行の需要が本格的に増加すると予想している。

 ただ韓国人が日本旅行をするには今もビザが必要で、韓国に戻ってから1日以内にPCR検査を受けなければならないなど不便な点が残っているため、需要をより回復させるには、さらなる緩和が必要とみている。

 航空会社の関係者は、韓国発日本行きの路線の需要をさらに回復させるためには、ビザを免除し、完全に自由な個人旅行を認めることが切実に求められると指摘した。