【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は29日、同日来韓するハリス米副大統領をソウルの大統領室庁舎に迎え、2国間の懸案と地域・国際情勢を幅広く話し合う。米副大統領の訪韓は2018年2月以来、約4年半ぶり。

 

 ハリス氏は26日に訪日し、翌日に安倍晋三元首相の国葬に米政府代表として出席した。韓国から参列した韓悳洙(ハン・ドクス)首相と27日に東京都内で会談している。29日午前に韓国を訪問し、同日遅くに帰国の途に就く予定だ。

 尹大統領はハリス氏との会談で、米国の「インフレ抑制法」により韓国製電気自動車(EV)の不利益が予想される問題について、米政府としての格別な関心を求める可能性がある。

 ハリス氏は先の韓氏との会談では「韓国の憂慮を理解する」と、協議の継続に言及していた。だがバイデン米政権は11月に中間選挙を控えており、韓国企業の懸念を払拭する明確な方策を打ち出すのはたやすくないとの見方もある。

 韓米が北朝鮮問題にどう対応するかも注目される。北朝鮮は先ごろ核政策を法制化し、弾道ミサイルを立て続けに発射するなど盛んに武力を誇示している。近く核実験に踏み切る可能性もあり、朝鮮半島情勢は緊迫度が増している。

 ハリス氏は29日、南北軍事境界線を挟む非武装地帯(DMZ)を視察するとされる。

 韓国大統領室はこの日の会談を通じて韓米間の結束力を強調するとみられる。